歯並びというと見た目を重視しているように思われますが、噛み合わせは身体の健康にも関わってきます。
矯正学では歯並びや噛み合わせが悪い事を不正咬合と言いますが、多くの不正咬合があります。
今回は上顎前突、一般的には出っ歯と言われる不正咬合についてお話しします。
出っ歯の患者さん(小児)を診る機会がありました。
出っ歯には大きくわけて二種類あります。
1.上あごが出ているもの。
2.下あごが下がっているもの。
特に2のタイプは日本人に多いと言われています。
小児の場合、鼻詰まりや指しゃぶりがあると2のタイプになりやすいです。
案の定、その患者さんも指しゃぶりをしていました。
直ぐに治療に入る事も可能ですが、指しゃぶりを止める指示をして、経過を診て治療を勧める予定です。
ある程度の年齢までは指しゃぶりをした方があごの発育に良いと仰る先生もいますが、永久歯が萌えかわりだしたら止める事を考えた方が良いと思います。
本目矯正歯科医院では、患者さんの発育に沿って適切な治療を出来るよう心がけています。